構造システム

最新版「構造モデラー+NBUS7 Ver.4.3」 
テキスト入出力対応でExcel・AIとの連携視野

 構造システムは、RC・SRC・S・CFT造建物の一貫構造計算プログラム「構造モデラー+NBUS7」の最新版「Ver.4.3」をリリースした。多重起動機能に加え、建物データや計算条件、荷重条件などのテキスト形式での読み書きに対応。構造計算データを外部ツールから扱いやすくし、設計業務の効率化やAI活用を見据えた機能強化を図った。

 最新版は、構造モデラー本体と計算結果ビューア「NOUT」の多重起動に対応した。複数の建物データを同時に開き、データ間でコピー&ペーストしたり、異なる計算条件を比較したりできる。複数データを並行して計算させ、後から結果を確認するといった使い方も可能になる。

 もう一つの大きな変更がテキスト形式によるデータの入出力だ。建物データ、計算条件、荷重条件などをテキストファイルとして書き出し、外部のテキストエディタやMicrosoft Excelなどで確認・編集できるようにした。複数のデータをまとめて編集する運用が可能になる。

 さらに同社は、オンラインで公開しているデータルールやサンプルデータをAIに参照させることで、構造計算データの作成を自動化・省力化する使い方も想定している。配置部材のプロパティを一覧表示し、一括編集できる「プロパティ配置リスト」も追加した。

 このほかCAD下図を開くコマンドの反転機能、基礎重量の略算法、図形式ウィンドウの表示設定維持など、実務上の操作性を高める改良も行った。既存の「構造モデラー+NBUS7」利用者は追加料金なしでVer.4.3へバージョンアップできる。

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BIMedia目線ーー構造計算ソフトの中に閉じていたデータをテキストとして外部に取り出せるようにした。BIMや建設DXでは3Dモデルだけでなく、構造計算や部材、荷重などの情報をいかに他のシステムとつなげるかが重要になる。テキスト形式でデータを扱えるようになれば、Excelによる一括編集だけでなく、将来的にはAIによるデータ生成・チェックや、他の設計システムとの連携にもつなげやすい。特にAI活用ではAIが扱えるデータの入口を用意できるかが一つのポイントになる。今回の機能は構造計算そのものをAI化するものではないが、構造設計データをAIや外部システムが扱いやすくするための基盤づくりという意味で、今後の展開が気になるアップデートだ。

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