ニュウジアは、AI映像・画像・音声生成プラットフォーム「genas.ai」で、建築設計事務所や工務店向けの新機能「Architecture Studio」を提供した。BIMの標準ファイル形式であるIFCを読み込み、建物の形状や室、開口などを解析。建築士による確認を挟みながら、施主向けの30秒プレゼン映像を生成できる。

新機能は、IFC2x3、IFC4、IFC4x3に対応し、最大200MBまでのファイルをアップロードできる。仕上表や建具表をXLSX、CSV形式で追加することも可能。Archicad、Revit、Vectorworks、GLOOBEから書き出したIFCでの動作確認も行っているという。
利用時に必要なのは、映像を誰に見せ、何を決めてもらうかという目的と、建築士が作成した設計趣旨の2項目。これらを基に、映像の尺や構成、ラベル、音楽、ナレーションなどを自動設定する。
特徴の一つが、生成AIによる建物形状の改変を抑える仕組みだ。外形や屋根形状、階高、開口の位置・大きさ、室の広さ、壁の位置などは図面を正本とし、AIによる変更対象から除外。家具や照明、植栽、光などの表現部分を生成対象とする。生成した映像は承認済みモデルと照合し、開口や外形の逸脱などを機械的に確認する一方、最終的な承認は建築士が行う。
映像制作は工程別のポイント制で、1ポイント20円(税別)。図面の取り込み・建物確認が120ポイント、映像構成・台本が30ポイント、完成イメージ静止画が1枚3ポイントなどとなっている。代表的な30秒映像の一式は288ポイント、5760円(税別)としている。初回は図面の取り込み・建物確認まで無料で試せる。
同社は、既存のCADやBIMを置き換えるサービスではなく、完成した設計を起点に、図面の情報と設計意図を施主に伝えることに特化したサービスと位置付ける。
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BIMedia目線ーーArchitecture Studioは、BIMを「つくるための3Dモデル」から「伝えるためのデータ」へ広げる取り組みとなる。これまでBIMの活用では、設計・施工でのモデル利用や数量、干渉チェックなどが注目されてきた。施主への説明では、BIMモデルから別途CGパースや動画を制作するケースも多い。IFCを起点に、設計意図を踏まえた映像までつなげられれば、BIMデータを設計段階から合意形成や営業提案にも活用できる。
