環境設備メーカーの共同カイテックは、オートデスクのBIMソフト「Revit」向けバスダクト設計支援アドイン「BUS DRAFT BIM」の提供を始めた。会員登録を行うことで無料で利用できる。同社が提供するバスダクトのファミリデータと組み合わせて利用することで、製造条件を踏まえた部材をBIMモデル上に配置でき、設計工数の削減や設計品質の向上にも寄与するとしている。

バスダクトは、建物内で大容量の電力を供給するための設備となるが、これまでRevitにはバスダクトを効率的に作図する専用機能が標準搭載されていなかった。同社は設備設計の効率化を目的にアドインを開発した。
BUS DRAFT BIMは、Revit上でバスダクトのルートを作成できるほか、配電盤や変圧器との接続部材などの端部パーツも配置できる。作成したルートへのバスダクトの割り付けや、分岐ボックスの挿入にも対応する。アドインはRevit 2025環境に対応する。
今後は、作成済みルートの移動機能や電圧降下計算、EPS内の縦幹線を自動モデリングする機能などの開発も進める方針で、設備設計におけるBIM活用の実務領域をさらに広げたい考えだ。
BUS DRAFT BIMのダウンロード(無償)はこちら
BIMedia目線ーー設備BIMは製品データをモデルに配置するだけでなく、ルート検討や部材割り付けなど、設計実務との連携が強く求められる。メーカー側が自社製品に合わせた設計ツールを提供することで、BIMが3Dで描くための「ツール」から設計業務を進めるための「環境」へ進化する。BUS DRAFT BIMは、まさに設備メーカーとしてのBIM対応を象徴するような動きであろう。
