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BIM事業戦略アドバイザーに羽山拓也氏 
定着支援サービスの体制強化へ

 CNS(東京都中央区)は、BIM事業の強化を目的に、建設業界でBIM・DX推進に深く携わってきた元オートデスクの羽山拓也氏を「BIM事業戦略アドバイザー」に迎えた。BIM操作教育にとどまらず、企業の業務改革や人材育成までを見据えた支援体制を強化し、建設業界におけるBIM活用の定着を後押しする。

正木CNS会長と握手を交わす羽山氏(右)

 羽山氏は、東京大学大学院建築学専攻で修士号を取得後、鹿島建設で建築設備設計に従事後、オートデスクで国内の建築・土木分野における技術営業部門を率い、BIM・DX推進や事業開発、組織マネジメントなどを担当した。現在はPolaris Advisory Works代表として、建設業界のデジタル変革支援に取り組んでいる。

 CNSは1995年からAutodesk認定トレーニングセンター(ATC)としてCAD・BIM教育を展開し、意匠分野だけでなく設備分野を含めた幅広い教育実績を持つ。今年4月にCADネットワークサービスから社名変更した。社名には「Construct Next Solution」の頭文字を取り、「未来の価値をつくる」ことへの思いを込めた。

 近年はBIM導入企業の増加に伴い、ソフトウェアの操作習得だけではなく、BIMを前提とした業務プロセスへの移行や継続的な社内教育、人材育成、組織への定着が新たな課題となっている。

 こうした状況を踏まえ、同社は羽山氏の建設実務やBIM、事業開発の知見を取り入れ、企業ごとの課題に応じた教育プログラムやBIM活用支援サービスを拡充する方針だ。羽山氏は事業戦略アドバイザーとして、BIM事業の提供価値の整理、新サービスの企画、顧客企業との取り組み、外部パートナーとの連携などについて助言を行う。

 CNSの正木元康代表取締役会長は「これまではBIM・CAD教育を通じて多くの企業や技術者を支援してきた。今後は操作教育だけでなく、企業のBIM推進活動や人材育成の課題により深く向き合い、BIM事業をさらに発展させたい」とコメントした。

 一方、羽山氏は「BIMはソフトウェアを導入するだけでは定着しない。企業の目的や業務に合わせて学び、実践し、組織の中に根付かせていくことが重要だ。CNSが培ってきた教育コンテンツと、自身の建設実務やBIM・DX推進の経験を組み合わせ、企業のBIM活用と人材育成を継続的に支援していきたい」と抱負を語った。

 建設業界ではBIM図面審査制度の開始を契機に、設計から施工、維持管理までBIM活用の重要性が一段と高まっている。BIM導入後の運用定着や人材育成は依然として多くの企業の課題となっており、CNSは教育事業で培ったノウハウを基盤に、企業のDX推進を支援するサービスの拡充を進める考えだ。

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