特集 土木の3次元設計を進展させるために ③

BIM/CIM最前線 エイト日本技術開発、オオバ、オリエンタルコンサルタンツ

日刊建設通信新聞社がオートデスクと共催した建設コンサルタント向けラウンドテーブル「土木の3次元設計を進展させるために」の各セッションを5回連続で紹介する。第3回はラウンドテーブル参加した建設コンサルタント9社の中から、エイト日本技術開発、オオバ、オリエンタルコンサルタンツの3社にスポットを当てた。


エイト日本技術開発 佐々木秀典氏/効率化へデータ活用に転換

 BIM/CIMの一般化は完了し、推進体制も本部主導から事業部主体型に移行した。3次元設計の重要性は高まり、モデル作成からデータ活用に転換することで業務の効率化につなげようとしている。ただ、2次元と3次元の二重作業にもなっている部分もある。モデル作成が目的になっている部分をどう業務効率化していくか。今後は設計から施工、維持管理にデータが流れるようにするためにも、まずは設計段階で照査や合意形成に利活用を図り、定着の道筋を付けていくことが必要と考えている。(プロセスイノベーション本部ICT推進グループグループマネージャー)


オオバ 林浩司氏/3Dデータの一気通貫活用へ


 当社は、「まちづくり関連業務」を専門としており、国土交通省直轄業務は少ないものの、BIM/CIMへの取り組みは進めてきた。3次元データの一気通貫の活用が業務効率化や品質向上につながるとの社内認識も広がり、ここ1、2年で風向きが変わり始めている。人員不足への対応や技術継承の観点からも3次元活用の必要性は高い。今後はFormaを活用し、BIM/CIMや維持管理までつなぐ3次元活用を積極的に推進していきたいと考えている。(技術本部DX推進室室長)


オリエンタルコンサルタンツ 出本剛史氏/データ活用のプラスワン重視

 施工期間が長い遊水池事業では4次元モデルによって事業効率化を実現、4車線化事業ではインターチェンジの出入り口が複数回切り替わるため、モデルを使って視覚的に地域の人に見せている。トンネル工事では地元への発破騒音の影響度をモデル化して視覚的に説明したほか、計画修正の多い電線共同溝では3次元設計の自動化を行い合理的な作業を実現した。設計データをICT施工用に変換するツールも開発した。事業課題に応じてBIM/CIMデータの利活用するプラスワンの取り組みを重視している。(DX推進本部副本部長)


この記事は 建設通信新聞 特集「土木の3次元設計を進展させるために」からの転載です

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