日積サーベイ

積算BIMの新たな可能性提示 
11月に最新HELIOSバージョンアップセミナー

 BIM対応建築積算システム「HELIOS(ヘリオス)」を提供する日積サーベイは、最新版「HELIOS2027」のリリースに先立ったバージョンアップセミナーを11月5日に大阪、12日に東京で開催する。最新版の機能紹介に加え、BIM活用の最新動向や、AI技術を活用した積算業務の効率化、建設業界のCO₂排出量可視化に向けた取り組みなど積算BIMの新たな可能性を紹介する。

 HELIOS2027は、利用者からの要望を踏まえ、計算書の見やすさや土工事関連機能、イメージ入力などを改善し、計26項目の機能強化を実施する。

 計算書では、仕上・建具の演算結果をExcel形式で出力する際、セル内の文字列を折り返さずに表示する設定に対応し、帳票の確認やデータの加工をしやすくした。土工事関連では各構造部材の根切余幅を面ごとに設定できるようにしたほか、山留め壁の高さも辺ごとに指定可能とした。イメージ入力では、計測画面を複数起動できるようにし、作業時の操作性を高めている。

 注目すべきは、AI技術による建設データの構造化に取り組むゴーレムとの連携に向け、見積データの明細出力をゴーレムのフォーマットに対応させる点だ。セミナーでは、両社の連携を通じた建設業界のCO₂排出量可視化に向けた取り組みも紹介する予定だ。

 11月5日は大阪市の東京建物梅田ビル、11月12日は東京都中央区のコングレスクエア日本橋で、いずれも午後1時30分から開始する。第1部ではHELIOS2027の新機能を解説、第2部では大塚商会がBIM活用の最新動向や積算実務との関わり方について講演するほか、「HELIOS×ゴーレムで変わる積算実務」をテーマに日積サーベイとゴーレムの講演が予定されている。

参加は無料、申し込みは「こちら」

BIMedia目線ーー建築積算のデジタル化はモデルから数量を算出するだけでなく、数量や見積明細などのデータを、その後の業務へどう引き継ぐかが重要になる。最新版HELIOS2027では日常的な操作性の改善と並行して、AIによるデータ構造化やCO₂排出量の可視化につながる連携が進められている。積算データが共通の形式で扱われ、見積や環境負荷の把握などに活用できれば、積算業務は数量を確定する工程にとどまらず、コストと環境性能を評価するための情報基盤にもなり得る。BIMを実務に定着させるうえではモデルの活用に加え、積算データを業務間でつなぐ仕組みづくりが鍵となるだけに、積算BIMの可能性を知るセミナーになりそうだ。

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