ヒューマンリソシア

インドAditya大学と連携 
BIM/CIMエンジニアの採用・育成強化

 ヒューマンリソシアは、南インドのAditya大学と、Civil Engineering(建設工学)を学ぶ学生・卒業生の日本での就業支援に関するMOU(基本合意書)を締結した。BIM/CIMエンジニア1,000名体制を目指し、建設関連分野を学んだ人材を世界各国から採用し、国内企業への派遣を進めおり、同大とのMOUはその一環となり、7月31日に現地で締結式を行った。

 連携ではAditya大学が学生・卒業生への情報提供や候補者募集などを担当し、ヒューマンリソシアは日本での就業説明会や選考、採用に加え、来日前の日本語教育、在留資格取得、渡航・住居支援、日本の文化や職場環境に関する研修、国内企業への派遣、就業後の定着・キャリア形成までを一貫して支援する。

 背景には、日本国内建設業における技術者不足がある。ヒューマンリソシアの調査ではBIM/CIM活用に必要な人材について52.8%が「5年後に人材不足が拡大する」と回答。建築・土木・測量技術者として就職した人数も3年連続で減少しているという。

 インドでは土木エンジニアリング分野に大規模な教育基盤があり、専門教育を受けた人材も多い。今回の連携はこうした海外人材と、日本国内で需要が高まるBIM/CIM、CAD、土木設計などの業務をつなぐ仕組みを構築する。

 ヒューマンリソシアはこれまでもインドネシアの大学などと連携し、建設エンジニアの採用を進めてきた。2024年にはインドネシアの土木・建築分野の学生を対象とした来日就業支援プログラムを開始しており、海外の教育機関との連携を建設DX人材の確保につなげている。

 今回の連携を起点として、今後インド国内の大学・教育機関との連携をさらに拡大する方針で、日本語教育から来日、就業、定着までの支援体制を強化し、2027年度末までにBIM/CIMエンジニア1,000名体制の構築を目指す。

ヒューマンリソシアのプレスリリースはこちら

BIMedia目線ーー注目したいのは単純な外国人材の採用ではなく、大学での専門教育、日本語教育、BIM/CIM人材としての育成、国内企業への派遣、定着・キャリア形成までを一つの仕組みとして構築しようとしている点だ。BIM/CIMの普及が進むにつれ、今後はソフトウェアを導入するだけでなく、設計・施工に活用できる人材の確保が重要になる。海外の建設工学系人材を継続的に育成する仕組みが定着すれば、建設DXにおける「人材不足」というボトルネックを解消する一つの手段になる。

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