Arentは、アルゼンチンのエンジニアリング企業CIAR S.A.と戦略的パートナーシップ契約を締結した。両社はプラント系3次元CAD「PlantStream」を軸に、アルゼンチン市場でのプラントエンジニアリングのデジタル化を推進するとともに、中南米地域への事業展開を加速する。
PlantStreamは、Arentと千代田化工建設が共同開発したプラント系3次元CADで、プラントレイアウトや配管ルーティングを自動化することで、設計工数の削減と品質向上を実現する。設計初期段階から資材数量集計(MTO)や工数データを生成できることも特徴で、世界各国のEPCコントラクターやエンジニアリング会社で導入が進んでいる。
今回提携したCIARは、30年以上にわたり石油・ガス、鉱業、発電、再生可能エネルギー分野などで設計サービスを提供してきたアルゼンチンのエンジニアリング企業となる。近年はBIMやリアリティキャプチャなどのデジタルエンジニアリングにも注力しており、PlantStreamとの親和性は高い。
CIARは、PlantStreamを活用した3次元モデリングやFEED(基本設計)、PoC(概念実証)の提供に加え、アルゼンチン国内でのトレーニングやサポートセンターとしての役割も担う。自社のBIMを活用したデジタルエンジニアリングワークフローへPlantStreamを統合し、プロジェクトのスピードと精度向上を目指す。
ArentでPlantStreamカンパニー社長を務める三木武人氏は「CIARのBIMやデジタルエンジニアリングの知見とPlantStreamを組み合わせることで、エンジニアリング企業の生産性向上やDX推進に大きく貢献できる。アルゼンチンから中南米全域へ協業を広げていきたい」としている。
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BIMedia目線ーー3月に先行して米州地域への事業拡大を目的に総合エンジニアリング会社のTecnoconsult社と戦略的パートナーシップ契約を結んでいる。今回、戦略エリアを中南米地域にも広げた。単なる海外販売代理店契約ではなく、AI・BIM・プラント設計自動化を組み合わせたデジタルエンジニアリングを海外市場へ展開する戦略として注目される。日本で培われたAIによる設計自動化技術が、海外市場でどこまで定着するか。Arentは今後の日本発建設テクノロジーの海外展開を占う重要な役割も担っている。