データロジック(山口県萩市)は、鉄骨ファブ向けの新システム「S/F出来高管理」をリリースした。製作進捗をリアルタイムで把握できるシステムで、スマートフォンやタブレットを活用し、工場内の進捗管理を効率化するツールとなる。鉄骨専用CADソフト「S/F REAL4」と連携し、REAL4で作成した図面のQRコードをスマートフォンで読み取ることで複数部材の進捗をまとめて報告できる機能も備える。

鉄骨製作工場では従来、「組み立てが完了したか」「出荷準備が整っているか」といった進捗確認を電話や紙ベースで行うケースが多く、最新状況の共有に時間を要することが課題となっていた。
新システムでは、現場作業員がスマートフォンやタブレットから作業完了を入力すると、その情報がリアルタイムで反映される仕組みを採用した。事務所側では、3Dモデル上で進捗状況が色分け表示され、「どこまで製作が進んでいるか」を視覚的に把握できる。
工場ごとの運用に合わせて工程名称を変更できるほか、「不要工程のスキップ」など柔軟な設定にも対応。現場運用に合わせたカスタマイズ性を持たせた。さらに進捗状況を可視化した資料や週間出来高表などを自動生成し、Excel形式で出力可能。会議資料や顧客報告資料の作成効率化にもつなげる。
今回の取り組みは、3Dモデルと現場入力を連携させることで「工場の今」を可視化する点に特徴がある。BIMや3Dモデル活用が設計・施工分野で進む中、鉄骨ファブの製作工程管理にも3Dデータ活用が広がり始めた格好だ。
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