特集 土木の3次元設計を進展させるために ⑤

BIM/CIM最前線 人・夢・技術グループ、復建調査設計、八千代エンジニヤリング

日刊建設通信新聞社がオートデスクと共催した建設コンサルタント向けラウンドテーブル「土木の3次元設計を進展させるために」の各セッションを5回連続で紹介する。第3回はラウンドテーブル参加した建設コンサルタント9社の中から人・夢・技術グループ、復建調査設計、八千代エンジニヤリングの3社にスポットを当てた。


人・夢・技術グループ 江連浩司氏/内製化へ3D設計を拡充

 高架橋の詳細設計では3次元モデルを活用し合意形成に役立てている。複雑な地形ではアニメーションの活用もしている。表現が難しい複雑な部分は3次元モデルによって理解促進を図っている。3次元モデルに2次元図面や関連情報をリンクさせる工夫もしている。取得した点群データを使った取り合い確認や、ARも活用している。人材育成が課題になっており、内製化に向けて3次元設計の技術者を増やすことと、グループ内企業の技術連携を促進するため、BIM/CIMの専門組織化も急務だと考えている。(DX推進部ゼネラル・マネージャー)


復建調査設計 天野政之氏/3Dモデルを照査にも応用

 当社は、3次元モデルの視覚的効果を生かして業務の効率化・高度化を進めるとともに、模型や可視化技術も活用し、DXを見据えた人材育成にも力を入れている。事業関係者との合意形成に向け、ルート検討時に地形・地質情報を3次元に統合するほか、バイパス事業で整備前後の変化や運転者目線の動きを示し、理解の促進と合意形成の迅速化を図った事例もある。また、ハザード情報などを反映したプロジェクションマッピングに取り組むほか、3次元モデルを照査にも応用して業務の効率化につなげている。(DX推進センターBIM/CIM推進室室長)


八千代エンジニヤリング 上田浩章氏/施工図モデル作成の受注展開

 4段階に区分けした独自のCIM資格を制度化している。業務の合意形成を迅速化する手段としてXRを利活用しているほか、施工会社との連携では施工図の3次元モデル作成を受注する活動も展開し、施工で3次元モデルがこんな理由で使えないという課題を把握し、その成果を無駄のない3次元モデルづくりに生かしている。BIM/CIMと情報共有システムと連携した事業管理にも取り組んでいる。用地取得状況を3次元モデル上で表現し、施工ステップごとに事業シミュレーションに取り組んだ事例もある。(CIMマネジメント推進室室長)


この記事は 建設通信新聞 特集「土木の3次元設計を進展させるために」からの転載です

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