東急建設

米Reframe Systems出資しフィジカルAI活用 
住宅生産の知見を建築生産へ応用

 東急建設は、コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)「TOKYU-CNST GB Innovation Fund L.P.(TCIF)」を通じ、米国のスタートアップ企業Reframe Systemsに出資した。建築生産の工業化・省人化 に加え、設計から調達、施工までのサプライチェーン全体の生産性向上への応用可能性を検討することが狙い。

Reframe Systems社のロボット機能

 Reframe Systemsは、ソフトウェアとロボティクスを組み合わせた地域分散型マイクロファクトリーを展開するフィジカルAI企業。住宅の設計から部材・モジュールの製造、現地での組み立て・施工までを一貫して手掛ける統合型の住宅生産システムを構築しており、従来の建設工法と比較して住宅の生産スピードを3倍に高め、最大35%のコスト削減を目指している、製造・施工工程の自動化によって建設時の廃棄物を削減し、施工者が組み立てや仕上げなどの作業に集中できる生産体制の確立も進めている。

 東急建設は今回の出資を通じ、Reframe Systemsが持つデジタル設計や自動化技術に関する知見を獲得することになり、今後は建築生産の工業化や省人化に加え、設計・調達・施工をつなぐデジタル化への応用を検討する道筋をつくる。これまでもTCIFを通じて、建設分野のデジタル技術や新たな事業モデルを持つスタートアップとの連携を進めきた。今回の出資も建設生産システムの変革に向けた取り組みの一環となる。

東急建設のプレスリリースはこちら

BIMedia目線ーーAIを単なる設計支援ではなく、住宅を実際につくる工程にAIを組み込もうとしている。設計データを起点に部材製造、搬送、組み立てまでをデジタルでつなげられれば、BIMの役割も建築生産を動かす「データ」となる。フィジカルAIとロボティクスの進展は、今後の建設DXにおいて、設計と施工の間を埋める技術としても注目されるだけに、Reframe Systemsによる技術開発の広がりがとても興味深いものになるのは間違いなさそうだ。

記事トレンド把握のため、気軽に押して下さい

トップに戻る

注目コンテンツ