パスコは、IoTインフラ遠隔監視サービス「Infra Eye」の監視システム技術で特許を取得した。構造物のすき間に設置する2つのユニットと接続部を備えた計測装置や情報処理装置で構成される監視システムに関連したもので、センサーが計測した変位量があらかじめ設定した「しきい値」を超えると、管理者へメールで通知し、異常発生時の迅速な対応を可能にする。

Infra Eyeは、道路橋や鉄道橋、水道橋、ダム、トンネル、堤防など、老朽化や災害時の迅速な安全確認が求められるインフラを対象としたサービス。構造物における1/100mm単位の微細な変位を24時間自動計測し、Web上で計測データの閲覧やダウンロードにも対応する。
100V電源やゲートウェイを必要とせず、電池のみで最長5年間運用できるため、停電時でも継続して監視できる点も特徴だ。回転可能なクランク構造を採用しており、段差のある構造物にも設置しやすく、多様なインフラへの適用を想定している。
同社はInfra Eyeの活用により、現地確認の頻度を減らしながら広範囲に点在するインフラの維持管理を効率化し、省人化と安全性向上の両立を目指すとしている。
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BIMedia目線ーーインフラ分野では点検技術のデジタル化から「常時監視」への移行が加速している。パスコの特許取得は、センサー技術そのものだけではなく、異常検知から通知までを含めた監視システムとして権利化された点が注目される。BIM/CIMやデジタルツインとリアルタイム計測データを組み合わせることで、インフラ維持管理は定期点検中心からデータ駆動型へと進化しており、Infra Eyeもその流れを支える技術の一つとなりそうだ。