メガソフトは、警察、消防、自治体などにおける事件・事故・火災現場の報告業務を支援する追加コンテンツ「事件・事故・火災現場3D素材集」の提供を始めた。3Dマイホームデザイナーシリーズなど同社の3D建築ソフト向けに提供するもので、現場状況を立体的に再現できる179点の3D素材を収録し、報告書作成の効率化や情報共有の高度化に役立ててもらうことが狙い。

警察や消防の現場では、現場見取図や火災調査図を手書きや汎用CADソフトで作成するケースが多く、図面作成に時間を要するほか、作成者によって品質にばらつきが生じることが課題となっている。事件や事故、火災の報告では、被害範囲や侵入経路、避難経路などを正確に伝える必要があるが、平面図や写真だけでは空間的な状況を十分に共有できない場合も少なくない。そこで専門的なCG制作や高度なCAD操作を必要とせず、現場担当者自身が3D空間を用いて報告資料を作成できる環境を提供する。
事件・事故・火災現場3D素材集は、同社の3Dマイホームデザイナーや3Dアーキデザイナー、3Dオフィスデザイナーなどに追加して利用するコンテンツとして提供される。事件現場や火災現場などを再現するための3Dパーツを収録しており、建物内部や被害状況、現場周辺の状況などを立体的に表現できる。焼損や消失などの被害状況はサイズや形状を調整でき、実際の被害規模に合わせた再現が可能だ。キッチン火災や事件現場などを視覚的に表現し、関係者間での情報共有を支援する。
火災現場では、焼損前の状況を再現する「復元図」の作成が重要となるが、建物の損傷が大きいほど作業は難しくなる。同社のソフトを活用することで、3Dモデルを確認しながら関係者へヒアリングを行えるため、記憶の整理を促し、復元図や各種報告書作成の負担軽減につながるとしている。
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BIMedia目線ーー3Dマイホームデザイナーシリーズは1996年の発売以来、住宅・建築業界を中心に活用されてきた3Dプレゼンテーションソフトで、住宅設備や家具、建材など豊富な3Dデータ資産を保有している。今回の素材提供によって、これまで建築分野で培った3D技術やデータ資産を、警察・消防・自治体など公共分野の業務効率化に展開していく。