IMPACT GALLERIA AWARD

社会課題解決に挑む世界のスタートアップ集結 
最終選考10社にONESTRUCTION

 IMPACT SHIFTは、8月1日に東京都内で招待制グローバルカンファレンス「IMPACT GALLERIA TOKYO 2026」のメインプログラムとなるピッチアワード「IMPACT GALLERIA AWARD」の最終選考会が開かれる。気候変動や建設、医療、エネルギー、食料、地方創生など世界共通の社会課題に挑む国内外のスタートアップが集結し、グローバル市場での事業展開を競う。最終選考進出企業10社には、建設分野からONESTRUCTIONが選定された。

 同アワードは、社会課題を解決する革新的な技術やビジネスモデルを世界へ広げることを目的に開催されるもの。最終選考では各社が5分間のピッチを行い、海外のインパクト投資や社会課題解決を推進する主要カンファレンスの代表者らが審査を担当する。

 最終選考に進出したのは、低炭素オイルを生産するマイクロ藻類プラットフォームを開発するAtierra Inc.、AI・IoTを活用して養殖業の高度化を目指すストラウト、生成AI向け高品質データを提供するバオバブ、西アフリカ農村向けデジタルサービスを展開するDots for、PFAS分解技術を開発する韓国のFUST Lab.、AIによる母子医療モニタリングを手掛けるインドのJanitri Innovations、高齢者の転倒事故防止を目指すMagic Shields、AIによるヘルスケア素材探索を行うMetaNovas AI、建設業向けAIデータ基盤を構築するONESTRUCTION、カシューナッツのサプライチェーン構築を進めるPinex Agroの10社。

 ONESTRUCTIONは、建設業界に蓄積される膨大なデータを標準化・共有し、AIが活用できる基盤を整備することで、生産性向上や脱炭素、安全なインフラ整備の実現を目指す。最終選考ではグローバル戦略責任者のヘイウッド ルーカス氏が登壇する。AI活用が加速する建設DX分野で最終選考に残った同社の動向が注目を集めそうだ。

 審査員には、シンガポールの「AT ONE IMPACT WEEK」、中国の「China Impact Week」、オーストラリアの「Impact Investment Summit Asia Pacific」、インドの「Sankalp Forum」、米国の「SOCAP」、韓国の「SOVAC」など、世界のインパクト投資・スタートアップエコシステムを代表するイベントの主催者や関係者が参加する。

 グランプリは審査員の採点に加え、会場でのオーディエンス投票を含めた総合評価で決定する。各海外カンファレンスの主催団体が有望企業を「パートナーアワード」として選出し、自国で開催する国際会議への招待や投資家とのマッチング、事業連携支援なども予定している。

 IMPACT GALLERIA TOKYO 2026は約300人規模で開催される招待制イベントで、金融庁が後援している。主催するIMPACT SHIFTはインパクト投資や社会課題解決をテーマとしたコミュニティ形成に取り組んでおり、これまで開催した「IMPACT SHIFT」シリーズには延べ約2,500人が参加している。世界各国で社会課題解決型ビジネスへの投資が拡大する中、日本発のスタートアップと海外エコシステムを結ぶ場として、同イベントの果たす役割にも期待が高まりそうだ。

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