野原グループのBIMobject Japanは建材・設備のデジタルコンテンツプラットフォーム「BIMobject」で、パナソニックのプロジェクター&ディスプレイ向けプロジェクターと業務用ディスプレイ製品のRevitやSTEP形式に対応したBIMデータを公開した。

データでは、プロジェクターのレンズ選定に応じて投写距離や設置位置を自動算出できる。メンテナンスに必要なスペースや消費電力、発熱量などの設備条件もBIM上で確認可能となり、業務用ディスプレイについても製品仕様や設置情報をモデル上で参照できる。
プロジェクターなどの映像設備は、機器の寸法や設置位置だけでなく、投写距離やレンズ仕様、保守スペースなど複数の条件を踏まえて計画する必要がある。こうした情報がカタログやシミュレーションツールなどに分散している場合、設計者は個別に情報を確認し、建築空間や設備計画との整合を図らなければならない。
BIMモデル上で製品情報と設置条件を確認できれば、設計初期から映像設備の配置や投写条件を検討しやすくなる。後工程での設置位置の変更や設備条件の調整を抑え、設計精度の向上と施工時の手戻り低減につなげる狙いだ。
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BIMedia目線ーーBIMの活用を広げるうえでは、建物の形状を3Dモデル化するだけでなく、実際に採用する設備の仕様や設置条件を設計データに結び付けることが重要だ。特に映像設備は投写範囲や保守スペースなど、空間との関係を踏まえた検討が欠かせない。今回のように、製品選定に関わる条件をBIM上で扱えるようになれば、設備情報を単なる参照資料から設計判断に使えるデータへと変えられる。今後はこうしたメーカー公式データの充実と、建築・設備モデル間の連携が、設計から施工までの情報の一貫性を高める鍵となる。
