DTS(東京都中央区)は、3D住宅CADの最新版「Walk in home 2026」を10月からリリースする。BIM図面審査に必要なIFCファイルの出力や入出力基準適合誓約書の作成、設計図書のPDF出力のほか、Web確認申請や2×4工法にも対応するなど、住宅設計から確認申請までを支援する機能を拡充した。

最新版では、BIM図面審査に必要となる申請データを「Walk in home」上で作成・出力できるようになるほか、IFCファイルの出力に加え、入出力基準適合誓約書の作成、設計図書のPDF出力に対応する。BIM図面審査に必要なデータをCAD側で準備できる環境を整える。
Web確認申請では建築行政情報センター(ICBA)が定めるXMLスキーマインターフェース規定に対応し、確認申請や変更申請などに必要なXML形式の申請書類を「Walk in home」上で作成できる。申請書類は設計図書のPDF出力と合わせ、ICBA電子申請受付システムへアップロードすることでWeb上から確認申請を行える。
クラウドサービス「Walk in home Portal」と連携し、申請データの版管理や変更箇所の差分チェック、IFCデータの3Dビューアによる確認にも対応する。申請前のデータ確認を支援する機能として位置付ける。
住宅設計機能では、新たに2×4工法に対応する。2×4工法による間取り入力のほか、図面・帳票の出力、壁量計算が可能になる。さらに入力内容が2×4工法のルールに沿っているかを確認するチェック機能を搭載した。設計段階で入力時の不備を確認できるようにし、性能評価後の許容応力度計算で発生する手戻りの削減を支援する。
2027年3月には、カラー平面図機能の提供を予定している。壁や部屋、建具などの部位ごとに、線の色や太さ、種類などを設定できる「表示スタイル」機能を追加。1つの図面データから、施主向けのカラー図面、施工向けの図面、申請向けの図面など、用途に応じて表現を切り替えられるようにするという。
Walk in homeは2000年4月に販売を開始した3D住宅CADで、間取り入力から平面図、立面図、CGパースなどを作成できるほか、確認申請に必要な各種面積図や構造平面図、軸組計算図などの根拠図にも対応している。最新版の対応OSはWindows 11。価格はオープン価格で、全国の販売代理店によって異なるという。
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BIMedia目線ーーBIM図面審査やWeb確認申請に利用するための機能が強化された。IFC、PDF、XMLといった申請に必要なデータを「Walk in home」上で作成し、さらに「Walk in home Portal」で版管理や差分確認、IFCデータの3D確認まで行える構成となっている。住宅設計のデータを「図面を作るためのデータ」にとどめず、申請に利用するデータとして扱う機能が増えた点が今回の特徴といえる。
