栃木県は、BIM/CIM適用業務の試行要領を策定した。県土整備部が発注する土木関連業務委託で、2025年10月10日以降に着工する業務から適用を始めた。対象は道路、河川、砂防事業などの土木関連業務(調査、設計、計画業務)で、3次元モデルの活用内容が明確で活用効果が期待できると認めた業務になる。
業務委託は、発注者指定型に加え、契約後にBIM/CIM適用業務の実施希望が受注者からあった場合にも適用する。受注者希望型では受注者が発注者に活用目的や内容、費用などの提案・協議を行い、発注者が認めた場合に実施することができる。設計変更なども認める。
試行要領では、受・発注者の3次元モデル作成・活用に際して▽発注者は活用目的以外の個所に関する作成・修正を受注者に求めない▽活用内容を満たすために必要十分な範囲・精度で作成する▽事業区間全体の3次元モデル作成を前提とせず、目的に応じた必要最小限の範囲による部分的な活用も併せて検討する▽見栄えを整える作業は必要とせず、過度な作り込みをしない--という4つの留意点を示している。
基準類や様式は、2023年度からBIM/CIM原則適用に踏み切った国土交通省の「BIM/CIM関連基準要領等」に準ずる。また、活用効果を検証するため、BIM/CIM適用業務に取り組んだ受注者へのアンケートも実施する方針だ。