アイサンテクノロジー(名古屋市)は、3Dガウシアンスプラッティング(3DGS)の実務活用を強化した点群処理ソフト「WingEarth Version 3.0.0」の販売を始めた。測量やインフラ維持管理、BIM/CIM分野で注目を集める3DGSデータを、より実践的に扱える環境を整備し、現場での利便性向上を図る。

今回のバージョンアップでは、3DGSを「見る」だけではなく、「解析・編集・活用」するための機能を大幅に拡充したことが特徴だ。最大のポイントは3Dメッシュから断面図を作成できる新機能の搭載にある。測量や設計、施工管理では断面データを活用する場面が多く、従来よりも効率的な地形・構造物の確認が可能になる。
メッシュ編集機能も強化され、取得した3Dデータの加工や修正作業をより柔軟に実施できるようになった。さらに近年急速に普及が進む3Dガウシアンスプラッティングについても機能を拡張した。通常の点群表示モードとして統合したほか、3DGSデータの出力機能やスナップ機能を追加し、データ活用の幅を広げた。
3DGSは、多数の写真からリアルな三次元空間を高速に再現できる技術として注目されており、点群よりも高精細なビジュアル表現を実現できることから、建設・インフラ分野でも活用が広がりつつある。一方で、設計や維持管理業務で利用するには、従来の点群やメッシュとの連携が課題となっていた。
WingEarth Version 3.0では、3DGSを既存の点群ワークフローへ自然に取り込み、断面作成やスナップ機能など実務で必要となる操作に対応したことで、測量からBIM/CIM、維持管理まで一連の業務で利用しやすい環境を整えた。
同社によると、今回のバージョンではユーザーから寄せられた要望も数多く反映しており、操作性や編集機能も改善している。今回はWin3DGSデータの表示・編集・活用には対応するものの、3DGSデータそのものを生成する機能は搭載していない。標準価格は165万円(税込)。
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