RitaX

鉄筋BIMから加工機データまで連携 
Revitアドイン「Rebar system 2026」発売へ

 建設DXソリューションを展開するRitaX(東京都中央区)は、鉄筋BIMモデルの作成から数量計算、加工帳作成、加工機用データ変換までを支援する「Rebar system 2026」の販売を開始した。深刻化する技能者不足や熟練技術者の引退、時間外労働規制への対応が求められる中、鉄筋工事のデジタル化と生産性向上を後押しする。

 鉄筋工事業界では、設計図から数量を拾い出し、加工帳を作成し、加工機へデータを入力するまでの工程に多くの手作業が残っている。人材不足が進む中で、作業負担の軽減や情報連携の効率化が大きな課題となっている。

 Rebar systemは、BIMソフト「Revit」上で動作するアドインソフトとして開発された。鉄筋モデル作成用のファミリや自動計算ツール、集計表や加工帳のテンプレートを標準搭載し、3D鉄筋モデルを起点とした業務フローを実現する。

 利用者はあらかじめ用意された鉄筋ファミリを用いて鉄筋BIMモデルを構築し、そのモデルから数量集計や加工帳の作成を行えるほか、鉄筋加工機向けのデータへ変換することも可能だ。従来は分断されがちだった設計、積算、加工の各工程をデジタルデータでつなぐことで、情報の重複入力や転記ミスの削減につながる。

 同社は、BIMモデルを単なる設計データではなく、生産情報として活用することで、鉄筋工事におけるDXを推進したい考えだ。設計段階で作成した3Dモデルをそのまま積算や加工工程へ活用することで、業務全体の効率化と品質向上を図る。

 近年、建設業界ではBIM活用が設計分野から施工、生産分野へと広がりつつある。特に鉄筋工事では、加工情報との連携が課題とされてきたが、今回のシステムはBIMデータを加工機まで直接連携できる点が特徴となる。

 同社は7月1日から3日まで東京ビッグサイトで開催される建設DX展+に出展し、Rebar systemのデモンストレーションを実施する。ブースでは実際の操作画面や業務フローを紹介し、鉄筋工事のデジタル化に向けた活用方法を提案する予定だ。

 BIMを起点とした施工データ活用が注目を集める中、鉄筋分野でも設計から加工までを一気通貫で結ぶデジタルワークフローの構築が進み始めている。Rebar systemは、配筋業務の省力化だけでなく、建設現場全体の生産性向上を支える基盤技術として注目されそうだ。

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