DataLabs

3Dインフラ点検「Markly」がNETIS登録 
維持管理での活用拡大目指す

 DataLabsの3Dインフラ点検システム「Markly」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録された。老朽化が進む社会インフラの維持管理分野で、点検から設計、維持管理までをデジタルデータで一元管理する仕組みとして活用拡大を目指す。

 Marklyは、スマートフォンやタブレットで取得した3次元データを活用し、損傷図や数量計算書、竣工図などを自動生成するクラウドサービスで、クラックや鉄筋露出、塗装剥離などの損傷を自動計測し、図面化や帳票作成を効率化することで、現地調査後の業務負荷を大幅に削減できる。

 特徴は、建設コンサルタントなどの受注者向けツールであると同時に、自治体など発注者向けの維持管理基盤としても機能する点にある。図面や写真、3Dモデル、過去の点検履歴などをクラウド上で共有し、担当者の異動や業務引き継ぎによる情報断絶を防ぐ仕組みを提供する。

 損傷情報と位置情報をGIS上で連携できるため、施設全体の状況把握や補修優先順位の判断にも活用できる。将来的には、蓄積したデータを活用した劣化予測や修繕計画の自動提案機能の実装も視野に入れている。

 Marklyは四国地方整備局が実施した「現場ニーズと技術シーズのマッチング」において橋梁補修設計業務で試行され、従来手法と比較して優位性が確認された。2026年3月には国交省の「点検支援技術性能カタログ」にも掲載されている。

 NETIS登録により総合評価落札方式や技術提案型プロポーザルでの活用が期待されるほか、国交省が推進する「i-Construction 2.0」への対応を具体的に示す技術としても位置付けられる。

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