ビーガル(千葉市)は、国土交通省が推進するi-Constructionに対応した2次元/3次元CADソフト「DynaCAD CUBE」の最新版( Ver.4)をリリースした。2D図面作成から3Dモデリング、LandXMLデータ活用、点群処理までを一つのプラットフォーム上で扱えることが大きな特徴。従来シリーズの操作性を継承しながら、2D作図・編集機能や3Dモデリング機能を大幅に強化し、BIM/CIM時代に対応した設計環境の提供を目指す。

2D機能では、直線や円弧、補助線などの作図機能に加え、移動や複写、変形、属性コピーなど編集機能を強化。ガイドラインメッセージを表示することで、操作に不慣れなユーザーでも利用しやすい環境を整えた。3Dモデリング機能では、押出しや回転、スイープ、削除などの機能を搭載。既存の2D図面を活用しながら3Dモデルを作成できるため、従来の設計資産を生かしながら3次元設計への移行を支援する。
最新のJ-LandXML Ver.1.7に対応したことも注目される。現況地形データや平面図から平面線形、縦断線形、横断形状を作成し、LandXML形式で出力可能となった。さらに同規格で定められた数量区分に対応した数量計算機能も搭載している。
点群活用機能も強化した。従来1,000万点までだった点群変換セットの利用制限を撤廃し、大規模点群データの取り扱いに対応。点群座標測定や2点間距離測定、断面取得、格子フィルタなどの機能を備え、測量や施工管理分野での活用を後押しする。
データ連携面では、DCZファイルに加え、IFC、DWG、DXF、LAS、SIMAなど多様なフォーマットに対応。BIM/CIMで求められる異なるシステム間でのデータ流通を支援する。3Dモデルを3DPDF形式で出力できる機能も搭載した。3DCAD環境を持たない発注者や協力会社とも容易にモデル共有ができるため、プロジェクト関係者間のコミュニケーション向上が期待される。
BIM/CIMの原則適用や3次元データ活用が進む中、2D図面、3Dモデル、LandXML、点群データを横断的に扱える設計環境への需要が高まっている。同社は今後も機能強化を継続し、設計から施工、維持管理までのデジタル化を支援していく方針だ。
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