建築分野を軸にデジタル活用支援を手掛けるワークパス(東京都品川区)は、デジタルツインとBIMの活用をテーマとした書籍『デジタルツインで建築を解放する ものづくりを超えてつながるBIM』を、彰国社から出版した。

同書は、建築物やインフラ、インテリア、家具といった空間に関わる情報をデジタル空間上で統合管理する「デジタルツイン」を軸に、BIMの基本概念から実務活用までを体系的に解説した入門書となる。ワークパスの広瀬郁氏と野口努氏が近年取り組んできたデジタルツインやBIMの実践経験をもとに執筆した。
BIMやデジタルツインの導入を検討している実務者だけでなく、建築・内装・不動産業界の若手技術者や学生も対象としており、「何から学べばよいかわからない」という初学者にも理解しやすい内容を目指したという。
近年、建設業界では設計・施工・維持管理の各工程をデジタルデータで連携する取り組みが進んでいるが、実務の現場では依然としてフェーズごとの情報分断が課題となっている。同書では建築を「完成して終わるもの」ではなく、「運用しながら価値を高め続けるもの」と捉える新たな視点を提示している。
設計から施工、維持管理までをデータでつなぐ動きが加速している中、デジタルツイン時代の建築のあり方を考える一冊として注目を集めそうだ。
また、出版を記念して7月2日に東京都品川区の「MEGURO MARC」で出版記念イベントを開催する。イベントでは著者によるトークセッションと交流会を実施し、BIMやデジタルツインの活用に関する参加者からの質問に答える予定だ。
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