福井コンピュータアーキテクト

建設プロセス全体のBIMを支援 
存在感増す最新GLOOBE 2026

 福井コンピュータアーキテクトは、BIM建築設計・施工支援システム「GLOOBE 2026」を7月8日に発売する。BIM図面審査への対応を強化するとともに、施工段階での配筋モデルや仮設計画機能を拡充し、設計から施工まで一貫したBIM活用を支援するツールとして存在感を増しており、「設計BIM」から「建設プロセス全体のBIM」へと役割を広げようとしている。

 設計向けの「GLOOBE Architect」では、BIM図面審査に対応した機能を強化した。特に「誓約書チェックリスト自動作成機能」は、BIM確認申請で必要となる入出力基準適合誓約書のチェックリストを自動生成するもので、従来は手作業で約4時間を要していた作業を大幅に効率化した。

 モデル変更時に自動追従する専用寸法線機能の拡張や図面化処理の高速化も実現した点も見逃せない。同社によると、図面生成速度は従来比で最大約70%向上し、設計変更や申請前のチェック作業に伴う手戻り削減も期待できる。

 施工向けの「GLOOBE Construction」では、施工BIMの実務利用を意識した機能拡充が図られた。注目されるのは、新たに実装された「配筋の3Dモデル化」機能だ。鉄筋情報を躯体モデルへ統合することで、従来は図面ベースで確認していた複雑な配筋納まりを3次元で可視化できるようになる。施工前の干渉確認や品質向上に寄与するとともに、現場でのコミュニケーション改善も期待される。

 足場計画機能ではメーカー足場部材のラインアップを拡充し、単管や壁つなぎなどの部材編集にも対応する。現場条件に即した仮設計画を作成しやすくなった。躯体計画機能についても、傾斜構造や複雑な断面形状への対応を強化し、施工図作成の効率向上を図っている。

 GLOOBE 2026は、確認申請業務の効率化と施工段階でのモデル活用を両輪として強化することで、国産BIMならではの実務対応力を打ち出した格好だ。BIM確認申請元年ともいえる2026年において、今回のリリースは単なる機能追加ではなく「BIMを日常業務の標準へ定着させるためのアップデート」と位置付けることもできそうだ。

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