CIVILCREATEは、東日本旅客鉄道、西日本旅客鉄道、JR東日本コンサルタンツ、ジェイアール西日本コンサルタンツの4社が共同開発・監修した鉄道事業者向けの3Dモデリング教育プログラム「鉄道版3Dモデリング実践プログラム」を、土木建設業界向け教育事業「サクシェアCAMP」として展開する。デモ教材の受付を開始し、6月中旬より提供を開始する予定だ。

近年、鉄道事業の現場では、軌道・構造物・電気設備などの3Dデータ化が急速に進展している。点群計測、BIM/CIM、3Dシミュレーションを活用した施工計画などデジタル技術の導入が広がる一方で、人材が不足しているためにデータがあっても活用できないという課題が顕在化している。
プログラムは、鉄道実務に即した使える3D教育を目的として開発された。JRグループ各社の技術者が監修し、鉄道施設の実例データを活用した演習型カリキュラムとなる。動画学習と実践演習を組み合わせた構成で橋梁、線路、ホーム、高架橋、駅舎などを題材に、点群処理から3Dモデリング、設計・施工・維持管理への活用までを段階的に学べる内容になる。

CAD未経験者にも配慮し、若手技術者や中途採用者、他職種からの転換者でも学習できる設計とした点も特徴だ。単なるソフト操作ではなく、業務プロセスの中で3Dを活用する実践力の習得を目指す。
鉄道インフラ分野では、老朽化対策や維持管理高度化への対応が急務となる中、BIM/CIMやデジタルツイン活用の重要性が高まっている。運用を担う人材育成は各事業者共通の課題であり、今回の取り組みは「3D人材不足」に対する業界横断型の教育モデルとして注目されそうだ。