Arentは、オンライン・オフラインを問わず利用できるAI会議アシスタント「KageMee(カゲミー)」の提供を始めた。建設業界では専門用語や現場特有の暗黙知が会話の前提となる場面が多く、新人や他部門メンバー、海外人材が議論についていけないケースも少なくない。そうした建設業特有の悩みをAIで解決する。

KageMeeは、会議中の文字起こし、翻訳、専門用語解説、AIチャット、要約生成などをリアルタイムで行うデスクトップ型アプリ。特定のWeb会議ツールに依存せず、ZoomやTeamsだけでなく、対面会議でも同じ環境で利用できる。会議中に登場した専門用語をAIが自動検出し、その場で意味を解説。さらに多言語翻訳にも対応し、知識や言語の壁を越えたコミュニケーションを支援する。
クラウド型AIサービスでは、機密情報を含む会議データの取り扱いが課題になるケースも多いが、KageMeeはローカルモデル利用時には音声ログや文字起こしデータを端末内のみに保存するため、ログインが不要でオフライン環境でも無制限の文字起こしが可能としている。
建設業界では「スリーブ」「ハンチ」「ふかし」「墨出し」といった専門用語が日常的に飛び交う一方、それらが体系的に共有されていないケースも多く、新入社員や異業種メンバーが会議中に用語検索へ追われ、議論から取り残されるような場面も解消できそうだ。会議文脈を理解するAIチャット機能も搭載しており、「今の議論をまとめて」といった指示に対して、その場で要約や整理を行える。
近年、生成AIは「文章を作るAI」から「業務文脈を理解するAI」へ進化し始めている。特に建設業界では、BIMや点群などのデータ活用だけでなく、“会話そのものをどうDX化するか”も新たなテーマになりつつある。KageMeeはそうしたニーズに対応できるツールとして存在感を発揮しそうだ。
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