八千代エンジニヤリング

橋梁点検調書から損傷分析や補修の自動策定 
生成AI使い補修設計の効率化へ

 八千代エンジニヤリングは、橋梁の点検調書から損傷原因分析や最適な補修工法の自動策定などを検証する「橋梁の補修設計支援ツール」を開発した。生成AIによる補修設計の標準化や効率化により、若手技術者でも高品質なアウトプットが可能な環境を構築することが狙い。

橋梁の補修設計支援ツールのイメージ

 橋梁の補修計画や補修設計は、損傷原因を推定し、橋梁の諸元、環境条件、将来の利用計画といった諸条件を考慮した上で、最適な補修工法を選択する。従来は技術者の経験や知見に依存していたため、担当する技術者の習熟度により工法選定が異なっていたほか、損傷の予兆を見落とすなど品質のばらつきや手戻り(再確認)もあった。電子化の進展により、収集される点検データは膨大な量となっており、その点検データの精査には多大なコストと時間がかかり、特に複雑な構造の橋梁では技術者の負担増も課題となっていた。

 同社は2023年より、全社横断的なワーキンググループを設置し、生成AIを活用した業務執行の効率化と最新技術の適用を推進してきた。短期的には生成AIの安全な社内利用環境の構築と事務作業の自動化・資料作成の効率化を実施し、中長期的には自社の知見などを集約した知識データベースを構築し検索拡張生成(RAG)技術を用いた独自生成AIモデルの開発や、コンサルタント業務フローの自動化を実現するため、AIエージェント技術の開発や実装を進めている。

 橋梁の補修設計支援ツールはAIエージェント開発の成果であり、今後も生成AI活用による効率化・高度化を目指した研究・開発を推し進める。

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