世界50カ国以上でデジタルリアリティソリューションを展開するHexagonからスピンオフ予定の専業ソフトウェア企業Octave(米国アラバマ州)が、独立に向けた大きな一歩を踏み出した。「膨大なデータからインテリジェンスを解き放つ」をビジョンに掲げ、HexagonのAsset Lifecycle Intelligence divisionや Geospatial and Infrastructure divisionの2事業部などを引き継ぎ、インフラの設計から建設、運転と保全、人材・設備・資産の保護までを含むライフサイクル全体へのの複雑さを解消する。Octaveは「膨大なデータからインテリジェンスを解き放つ」という目的と使命をビジョンに掲げ、業界トップクラスの製品ポートフォリオを統合して提供する。
Octaveのマティアス・ステンバーグCEOは「複雑性やリスクが高い現代に、顧客がより適切な意思決定を行うためのサポートを提供する。(今回のスピンオフは)顧客にとって最も望ましい成果の達成を支援するという私たちの決意を示すものであり、失敗が許されない状況下でビジネスリーダーが成果を最大化するために必要となる透明性と説明責任の確保を可能にする」と強調する。
インフラ企業では近年、操業全体にわたる複雑性と不確実性の増大という課題に直面し、オペレーションの混乱、システムの断片化、データの信頼性確保など、山積する問題への対応に迫られている。同社はこれまで対応が難しかったライフサイクル全体における重要な成果の実現を、ドメイン(各産業)に特化したAIを活用して支援する。データフローを単一のコンテキスト化されたプラットフォームに統合し、ドメイン特化型AIを用いて、設計、建設、運転・保全、保護の4つの重要領域でパフォーマンスを最適化するためのインテリジェンスを提供する。
設計では3Dモデリング、エンジニアリング解析、シミュレーション、地理空間インテリジェンスをサポートすることで情報量の多い多彩なデジタルモデルの作成を可能にし、下流工程の基盤を確立する。建設段階ではエンジニアリング、調達、製造、建設工事、試運転のワークフローを連携し、資材の調整や進捗状況の追跡、変更管理、コストとスケジュールの予測可能性を向上させる。
運転・保全では運転データ、履歴情報、保全作業、品質管理システムなど各種現場ツールを統合し、リアルタイムの洞察や予測インテリジェンス、設備資産とシステムのパフォーマンスを向上する。保護の視点では公共の安全対策の強化や物理的なセキュリティ、サイバーセキュリティを強化する。
Octaveでは新会社設立にあわせ、Webサイトと公式SNSを立ち上げた。世界中の顧客の重要な資産をどのような形で保護・支援しているかを具体的に紹介していく。従業員数は約7,200人、活動範囲は45カ国にも達する。
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