Graebert Japan

DWG互換CAD「ARES2027」リリース 
AI核にBIMワークフロー強化

 DWG互換CAD「ARES」シリーズを提供するGraebert Japan(東京都新宿区)は、最新版「ARES2027」をリリースした。AIによる操作支援を中核に、BIMワークフローの強化とクラウドベースのオンラインCAD「ARES Kudo」の機能拡充を実現し、設計・作図・共同作業の各工程を、より効率的かつ直感的に進められる環境を提供する。ARES独自の情報共有機能も強化し、複数の企業にまたがる大規模プロジェクトなど、CADを基軸としたコラボレーションも拡充した。

 ARESのAIアシスタント「A3」はOpenAIの技術をベースに、CADユーザー向けに最適化され、最新版では「画層の作成・編集」「回転」「ハッチング」などが同じプロンプトでエンティティの選択と編集を同時に実行できるようになった。

 建築・構造・MEPなど複数分野を統合的に扱えるマルチディシプリンBIMにも対応し、複数分野のモデルを統合的に扱い、重複作業を削減しながら、より実務に即した図面作成を可能にする。Revit 2026ファイル形式にも対応し、最新RVTファイルから生成したDWGをBIMプロジェクトと連携したまま更新できる。

 ARES KudoはクラウドベースのオンラインCADとして、図面をダウンロードすることなく、セキュアな環境下で図面共有と複数メンバーとの円滑なコラボレーションを実現する。図面操作インサイトも実装され、複数メンバーで図面にアクセスする際にはファイル単位の詳細な履歴を記録し、図面がどのようにアクセス・変更されたかを把握できるようになった。

 また、従来のCAD業務における単純作業の効率化に加え、バッチ処理やスケジューリングによる自動化を強化し、ルーティン業務を次のステージへ引き上げるという。同社はARES 2027の登場によってCADを「図面を描くためのツール」から「業務フローを最適に回すための基盤」として位置付けている。

 同社はドイツ・ベルリンを拠点とするGräbert GmbHの日本法人として2018年に設立した。Gräbert GmbH社はCAD黎明期にあたる1977年に創業されたCADソリューション企業としてDassault SystèmesのDraftSightなどに技術提供を行うなど、世界100カ国以上で800万人のユーザーに利用されている。日本国内では大手ゼネコンに多数の導入実績があり、建設業界では60%以上のシェアを誇っているという。

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