フォトラクション

建設テック×AI×デザインの開発パートナーサービス展開

 フォトラクションは創業10周年を迎えたタイミングで、建設テック×AI×デザインに特化した開発パートナーサービス「クリエイティブサービス」の提供を始めた。写真管理から書類作成までを一元管理する「Photoruction」の開発・運用を通じて蓄積した AI、DATA、OPERATION、UI/UX、BIMの5つの技術領域を活用し、企画からデザイン・実装・運用まで一気通貫で支援するもので、AIを業務エンジンとして組み込むことでPoC(概念実証)で終わらせない現場の実装・定着までを下支えする。

 AIの急速な進化により、ソフトウェアの前提そのものが変わり、これまでの「紙をデジタルに置き換える」フェーズから、AIが業務オペレーションそのものを変革するフェーズへと移行している。汎用的なソフトウェアだけでは限界があり、「テクノロジーを使いこなせる」企業こそが優秀な人材を惹きつける差別化要因となっている。

 しかしながら建設分野の業務を深く理解した上でAIやデータ基盤・業務オペレーション・UI/UX・BIMを統合的に設計できるチームの確保は難しく、自社だけでは建設テックの開発が難しいという課題が業界全体に広がっている。

 同社はこの10年で培ってきた建設テック×AI×デザインのノウハウを、自社プロダクトだけに閉じ込めておくことは業界全体にとっての機会損失と考え、この技術資産を積極的に開放し、建設業界のパートナーとして広く活用いただくことが、建設DXの加速につながるとし、クリエイティブサービスの提供に乗り出すことを決めた。

 クリエイティブサービスは、保有するデザインシステムと技術基盤を活用し、企画からデザイン・実装・運用まで一気通貫で支援するもので、顧客の課題・目標・事業フェーズをヒアリングした上で、「共創」「支援」「共研」の3つのモデルから最適な形を提案する。Photoructionの開発を通じて実務で磨き上げた「AI」「DATA」「OPERATION」「UI/UX」「BIM」という5つの技術領域を組み合わせたサービスになる。

 例えばAIでは汎用AIを建設に当てはめるのではなく、現場の業務プロセスからAIを設計する。図面の読解、検査の前処理、書類の構造化など、建設固有の判断領域にAIを最適課する。BIMでは単なる3Dモデルとして扱うのではなく、Open BIMを前提に他システムや業務オペレーションと連携し、現場で実際に使われる実務としてのBIMデータ活用の枠組みを構築する。

 同社の中島貴春代表取締役CEOは「AIの進化によって、これまで蓄積してきた情報はただ残しておくためのものではなく、未来の判断を支える力になろうとしている。どれだけテクノロジーが進んだとしても、最後に現場を前に進めるのは人の意志である。より良い仕事をしようとすること。誰かのために、少しでも良い形を残そうとすること。誰かが次の世代に、少しでも良い形を手渡そうとすること。そうした思いの積み重ねが、産業を少しずつ、でも確かに前に進めていく」とし、クリエイティブサービスへの手応えをつかんでいる。

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