川田テクノシステムは、PDFに含まれる個人情報をAIが自動で検出し、墨消し(黒塗り)処理するサービス「KTSアルカナ」の製品版をリリースした。建設コンサルタント業務では電子成果品を提出する際、個人情報に該当する部分を墨消し処理した成果も一緒に提出する必要があり、図面に記された個人情報の関連情報も墨消しが求められる。試供版の提供ではインフラ分野を中心に数多くの利用があったことから、建設業界を軸に、医療機関や学校施設など個人情報を扱う機関にも幅広く売り込む。

KTSアルカナは、PDFをアップロードするだけで、氏名、住所、電話番号などのテキスト情報に加え、顔写真、車両ナンバープレート、さらに検出が難しいとされる印鑑などの画像データを検出、一括で墨消し処理を行う。文脈を考慮した検出も可能で「中野駅」は地名、「中野さん」は個人名として判別するなど、実務に即した処理が行える点でも特徴だ。複数のPDFをまとめて処理できるため、担当者が作業に張り付く必要がなく、処理中の時間をほかの業務に充てられる利点もある。
PDFを墨消し処理する場合、裏写りの課題があるものの、KTSアルカナは個人情報の部分を上塗りするのではなく、PDFの中にある文字情報自体を取り除くことから完全な墨消しが実現する。

価格は3000頁当たり99000円(税込)。1ファイル当たりのアップロード制限は3000頁または 2GBという。KTSアルカナの特設サイトはこちら
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