ウィルグループ(東京都中野区)は、1級施工管理技士の1次検定対策アプリ「STADIV(スタディブ)」を4月から一般企業向けに提供する。過去問の選択肢や出題要素を最小単位まで分解し、一問一答形式で再構成しており、電気工事や管工事の施工管理技士試験から展開する。

STADIVは、理解→定着→演習へと段階的に導く独自設計により、限られた時間でも合格水準まで到達できる学習体験を提供する。過去問を繰り返す学習ではなく、理解の分解から段階的に積み上げる設計により、挫折しにくくし、再現性の高い合格を目指すシステム設計が特徴だ。
過去問の4択を一度に理解するのではなく、知識を最小単位に分解した一問一答形式で基礎を構築することで、短時間で理解が進み、学習効率を大幅に向上させる。従来の過去問中心学習では合格者平均122時間を要するのに対し、「一問一答+過去問」学習では約40時間の短縮を実現し、約80時間もの削減効果を発揮するという。
AI分析と資格講師の知見を掛け合わせ、出題確率の高いテーマを特定することで優先順位をつけて効果的な学習ができる。個人ごとの学習履歴や正答率も可視化し、苦手分野も抽出する。
以前は、現場経験を積んだ理工系人材が中心で、過去問演習と自己学習によって合格を目指すモデルが一般的だった。近年は文系出身者や未経験入職者の比率が高まり、入社時点での前提知識が多様化している。さらに働き方改革の進展により長時間学習に依存する方法は現実的ではなくなり、学習時間の確保や効率的な育成設計は企業側の責任領域へと移行しつつある。
同社は資格取得を個人の努力に委ねるのではなく、企業が支援する育成基盤へ転換する必要があると考え、STADIVを開発した。今後は電気工事、管工事の施工管理技士試験から企業導入を進め、他分野への拡充も図る。STADIVを通じて建設業界における育成DXを推進し、資格取得を組織戦略として支える基盤づくりを進めていく方針だ。
ウィルグループのプレスリリースはこちら
