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Revitアドイン「Lightning BIM AI Agent」 
寸法ツール追加の大型アプデ

 Arentは、オートデスクBIMソフト「Revit」のAIアドインツール「Lightning BIM AI Agent」で大型アップデートを実施した。チャット指示だけで図面内に寸法を配置する「寸法ツール」を追加し、用途に合わせて使い分けが可能な「モード選択機能」も搭載した。独自アルゴリズムの刷新で、AIによる操作実行のスピードと精度が飛躍的に向上したという。

  Lightning BIM AI Agentは、Revitアドイン「Lightning BIM」シリーズの第3弾として2025年8月にリリースした。設計者がチャット形式で「すべての梁を柱と同じ面にそろえて」「すべての床を基準レベルから50㎜下げて」などの指示を入力すると、AIが指示の中から「どの階の」「どの部分にある」「どんな種類の部材か」といった情報を自動的に読み取り、該当する要素を特定して処理するもので、複数の操作ステップやマニュアル検索が必要な作業が数分で完了できるため、属人化の解消や業務の効率化に大きく寄与するツールとして注目されていた。

 今回の大型アップデートでは、ユーザーからの要望が高かった寸法の自動生成に対応した。「選択した壁の間に寸法を入れて」などとチャット指示するだけで、AIが適切な参照点を抽出し、正確な寸法線を配置するという。作図において発生頻度の高い寸法入れ作業を自動化することで、設計者の操作を大幅に削減する。BIM実務における「定型業務の自動化」をさらに推し進めた格好だ。

 ユーザーの指示内容や状況に合わせたモード選択機能も搭載になった。2つの実行モードを選択可能になり、従来はモードを問わず月間最大200回までという利用制限があったが、実行内容に応じてクレジット消費が最適化され、月間の最大利用回数が大幅に増加した。

 高速モードでは定型的な作業や決まった手順を指示する際、従来の5倍以上のスピードで操作を実行できる一方で消費クレジットを従来の10分の1に抑え、より軽快な連続利用を可能にするという。プランモードではAIが実行前に操作計画を立て、ユーザーが内容を確認してから実行する。複雑な指示や、AIと検討プロセスを共有しながら慎重に進めたい作業にも最適だ。

 また、内部ロジックの刷新で、AIがユーザーの指示をRevit操作に変換する精度が飛躍的に向上した点も見逃せない。適切なプロンプト(指示)を入力することで、従来は正確に実行ができなかった操作も7割以上のユースケースで正確に完遂できるようになったという。

  シリーズ名の「Lightning」には、「光のように速く、軽やかに」という願いが込められ、BIMをより多くの人が直感的に活用できる社会の実現を目指している。Revitのポテンシャルを最大限に引き出すため、これまでに第1弾のLightning BIM自動配筋、第2弾のLightningBIMファミリ管理を展開し、Lightning BIM AI Agentは第3弾のアドインツールとなる。

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