佐伯綜合建設(岐阜県川辺町)は、建設DXを推進する新社屋「集中管理センター」を岐阜県美濃加茂市に開設し、全国の建設現場を遠隔管理する体制を確立する。新築工事を中心に年間約20現場の遠隔管理を行う計画で、徐々に対象現場の拡大を図る。遠隔管理によって移動時間の削減や管理効率を向上させ、建設業の働き方改革を推進する。

集中管理センターは4月1日に完成する運び。延床約500坪の施設で総工費約8億円を投じた。工程進捗管理・安全管理・品質管理を統合的に行う。大型モニターやウェアラブル機器を活用し、現場映像やデータをリアルタイムで共有し、美濃加茂から全国の建設現場の状況を把握し、迅速な意思決定と指示を可能にする。災害発生時の対策本部としても活用予定で、蓄電池やモバイルバッテリーを常設し、停電時でも情報収集と指示系統を維持できる体制を構築する。

1階には地域交流スペースを設け、時間帯を区切り一般開放を予定している。近隣学校や美濃加茂市行政との連携、施設見学の受け入れなどを通じて、建設業への理解促進と若い世代への魅力発信も行う。建設業は「きつい」「危険」といった従来のイメージを払拭するため、本センターによってDXを活用した新しい働き方を可視化し、建設業のイメージ刷新を図る拠点にも位置付ける。
プロジェクト責任者の佐伯佳優取締役は「建設DXを推進する中枢であると同時に、地域に開かれた企業拠点になる。美濃加茂から全国へ、地方企業として持続可能な建設モデルを発信していきたい」としている。
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