米国オートデスク社

「フィジカルAI」発展推進へ 
World Labsに300億円の戦略投資

 米国オートデスク社は、フィジカル AIの発展を推進するため、AI研究企業のWorld Labs に対し、2 億ドル(約300億円)の戦略的投資を実施した。デジタルインテリジェンスを世界の設計と構築のあり方に応用するための重要な大きな一歩としている。

 大規模言語モデル(LLM)は目覚ましい進歩を遂げてきたが、産業分野で真のインパクトを生み出すためには、空間、構造、材料、物理法則に加え、時間を理解できる AI が不可欠となる。今回の投資は「最も強力な AI は人々の想像力や設計、そして構築する力を置き換えるのではなく、それらを拡張するものであるべきだ」という両社に共通する確信を反映するものという。

 米国オートデスク社は 40 年以上に渡り、ジオメトリ(幾何学)、シミュレーション、ワークフローに対して深い専門知識を培ってきた。World Labs の研究はリアルで持続性のある 3D 環境を理解・生成できるマルチモーダルな「ワールドモデル」を通じた空間知能の実現に焦点を当てている。両社は、顧客の業務や実際の成果に根ざしたかたちで、フィジカル AI の高度な技術的探求を前進させる機会があると考えている。

 World Labs のフェイフェイ・リーCEOは「AI が真に有用であるためには、言葉だけでなく世界を理解しなければいけない。世界は幾何学、物理学、そして力学によって成り立っている。意味、空間、物理を統合することこそが、AI における偉大なフロンティアである」とコメントし、米国オートデスク社は今回の投資が規模の拡大そのものではなく、人間のニーズと専門知識に基づき、物理世界の設計・構築・運用における最も困難な課題の解決に取り組むというもう一つの道を体現するものとしている。

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