chaintopeが建設業向けアプリ

仲間リアクションが現場コミュニケーションに 
中村工業の効果足がかりに外販

 chaintope(福岡県飯塚市)は、中村工業(福岡市)と共同で進めている建設業向けアプリケーションを、他社にもサービスを外販する。仲間からの反応(リアクション)が返ってくることで、現場に双方向のコミュニケーションが生まれるなど導入効果が高いことから、人手不足、技術継承、外国人材の活躍推進を支援する建設業向けソリューションとして提供する方針だ。中村工業では投稿が他の社員の新たな視点を引き出すなど、組織内での好循環が生まれつつあるという。

 建設現場における「ヒヤリハット報告」は、安全管理の要として長年実施されてきたが、これらは「起きたこと」の事後報告であり、事故を未然に防ぐ「予防」の観点での活用には、さらなる工夫の余地があった。より安全な現場をつくるためには、若手社員を含めた全員が、日々の小さな違和感や気づきを気軽に共有できる環境づくりが大切になる。

 両社は、報告の心理的・時間的ハードルを下げ、スマートフォンで手軽に「気づき」を共有できるアプリを開発した。報告に対して仲間からの反応が返ってくることで、現場に双方向のコミュニケーションが生まれた。

 中村工業では2025年5月のアプリ導入から総投稿数は1,300件を超え、直近では月100件以上のペースで現場からの「気づき」が継続的に共有されるなど、安全活動への参画意識が大幅に向上した。現場の状況を詳細に捉えた質の高い「気づき」を継続的に発信する社員が手本となり、その投稿が他の社員の新たな視点を引き出すなど、組織内での好循環が生まれつつある。

 貢献行動(投稿や仲間へのリアクション)に対してコインを付与し、獲得数に応じて「賞金」として還元する制度も導入し、「報告=メリット」という動機づけに加え、アプリ内での「いいね」や称賛が現場でのリアルな会話のきっかけとなり、楽しみながら安全意識を高める文化が醸成されている。

 自動翻訳機能により、外国人技能実習生も母国語で参加可能になり、実習生が本格参加した2025年8月以降、その投稿比率は約4割に達した。投稿内容が日々の会話の話題となるなど、日本人社員とのコミュニケーション活性化にも貢献し始めているという。

 chaintopeは、このAI活用×インセンティブによる安全管理モデルが、建設業界の人手不足や定着率向上に寄与するとし、今後は中村工業の事例を基に、提供範囲の拡大を進め、建設業界における安全な環境づくりを支援していく。

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