フォーラムエイトは、世界屈指ラリーイベント「Rally Finland」のサービスパークで、来場者データを活用した空間最適化と安全高度化を目的とした人流デジタルツインシミュレーションに取り組む。単なる混雑分析ではなく、個人情報を含まない高度な統計処理データを活用し、イベント空間をリアルタイムに可視化・解析することで、モータースポーツイベントにおける次世代型運営モデルの確立を目指すという。

シュミレーションの対象となるサービスパークは、車両整備やチーム運営、大会運営、観客向けコンテンツが集約されるイベントの中核となるエリアで、CoreGo社のスマートカメラシステムから取得される1メートルメッシュ単位の高精度人流データを基盤としている。取得データは、来場者の滞留状況、移動方向、時間帯別分布などのほか、年齢層や性別といった属性傾向を統計的に抽出し、これらのデータをフォーラムエイトののVRシミュレーションソフト「UC-win/Road」のミドルウェア型デジタルツイン基盤へと統合する。

UC-win/Road 上では、サービスパーク全体を3Dモデル化し、現実空間の状況をバーチャル空間上に再現し、リアルタイム更新される人流データを重ねることで、空間利用状況を多角的に分析可能とした。これにより、従来は経験や勘に依存していたイベント設計を、データに基づく戦略的意思決定へと進化させるという。
この試みは、スポーツイベント分野における応用事例であると同時に、国土強靭化における人流管理・危機対応モデルの実証フィールドとしての意味ももつと同社は考えている。
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