パナソニックアドバンストテクノロジー

歩いて移動するだけで簡単に3次元計測 
ハンディスキャナ 「@mapper」発売

 パナソニックアドバンストテクノロジーは、ハンディ型3Dレーザースキャナ 「@mapper(あっとまっぱー)」 を発売した。同社の自律移動ロボット開発で培ったSLAM技術の活用によって専門知識がなくてもブレや歪みの少ない高精度3Dスキャンを可能にする。BIM、VR、デジタルツイン構築などとのソリューションにも応用できる。

 @mapperは、歩いて移動するだけでどこまでもスキャンが可能で、レーザースキャナの最大到達距離は60mにおよぶ。高層ビルや大規模工場など広範囲を短時間で計測できるため、設置位置を変えながら何度も測定する従来方式と異なり、歩く速度でスピーディにスキャンできる。

 取得データは後処理が不要で、その場でUSBメモリに保存して取り出すことができ、現地作業だけで3D計測が完結するため、再訪や追加計測の手間もない。振動に強いため、初心者でも安定したスキャン結果が得られ、測量や3D点群の専門知識は不要という。

 近年、建設などの現場では、BIMやVR、デジタルツイン活用を目的に、 既存設備や建物を短時間で3Dデータ化したいというニーズが高まっている。ただ、従来の設置型3Dスキャナでは計測に時間がかかり、操作にも専門知識を必要とするため、 現場で手軽に扱える機器は限られていた。

 同社は、自律移動ロボットの開発で培った独自のSLAM技術と組み込み開発ノウハウを融合し、低消費電力でありながら、リアルタイム処理と高精度な3Dスキャンを同時に実現した。その技術を結実させた製品が、歩きながら計測できるハンディ型3Dスキャナの@mapper という。

 SLAM技術とは、センサー情報を用いて、機械やロボットが「自分の現在位置を推定しながら、同時に周囲の地図を作成する技術」のことで、GPSが使えない屋内やトンネルなどでも、自律移動を可能にする中核技術として広く活用されている。

 特にレーザセンサーの弱点である振動による誤差については、センサ統合技術で補正することで、移動中でも安定した計測精度を確保でき、初心者の方でも安心して使用できるスキャン品質を実現する。

 参考価格は198万円 (税込)。 2月24日から販売を始めた。

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