近年、局所的なゲリラ豪雨が増大し、建設現場で気象リスクの対応がより重要視され始めている。予測や観測情報を把握するとともに、関係者に気象リスクを確実に伝え、迅速に安全対策へつなげる仕組みづくりも強く求められる。シスメット(北九州市)が提供を始めた自然災害防災システムZEROSAIの後継サービス『気象総合プラットフォーム ZEROSAI X(クロス)-AI』は、気象情報に対して、AIで騒音振動や濁度・pHなどの環境データといった様々な要素をクロス(X)させる新たな仕掛けだ。

ZEROSAI X-AIは、AI演算を用いた現地に特化した風速予測が最大72時間先まで閲覧可能で、現場に設置した気象観測装置のデータを基にAI風速予測を提供する。直近1ヶ月のデータを学習することで、現場付近の地形や特性を加味した予測が可能となる。
17日先の500mメッシュのピンポイント気象予測と合わせた気象観測×環境データの一元管理によって、警報装置やビジネスチャットで自動報知も行うことができる。観測オプションは豊富で、水位や騒音・振動 濁度・pH 粉じんなど様々な要素を扱え、電波が届きにくい現場や電源が取れない現場でも、太陽光電源装置やStarlink(スターリンク)を活用することでどこでも運用が可能だ。ブラウザ対応の専用ホームページを提供し、人数制限なしで利用できる。

同社は、気象・海象データ自体を提供し、顧客の設備やシステムとも自動でつなげる仕組み化も展開する計画で、予測雨量が10mmを超えた場合に水門を自動で閉鎖したり、予測風速が一定値を超えた場合に自動で警報を鳴らすなどの使い方にも対応する。
