建設分野向けに知の資産化ナレッジベース「AI IPGenius」を提供しているリーガルテック(東京都港区)は、建設・研究現場向けの機能を強化する。「技術テーマ探索モデルの強化」「施工・実験ログの構造化モデル強化」「技術比較・差分抽出モデルの高度化」の3つを軸に、建設プロジェクトにおける技術的判断や検討経緯の整理を支援する。

大型インフラや公共工事では、プロジェクト期間が長期に及び、設計変更や施工計画の見直しなど、数多くの技術的判断がなされている。これらの判断理由や検討経緯は、会議議事録や協議記録として残されているものの、プロジェクト終了後は十分に活用されないケースも多い。特に過去の案件では当時の課題や判断背景を迅速に参照することが難しく、情報を探す手間も課題になっている。
AI IPGeniusは、大型工事を多数手がけるゼネコンの工事統括・技術部門を想定し、過去プロジェクトで蓄積された会議議事録や設計変更に関する協議記録から、課題や判断理由を横断的に整理できる。日々のプロジェクト運営の中で記録されてきた検討内容を、次の施工計画や設計検討に活かすことでPDF、Word、PowerPoint、スキャン資料などの非構造データを対象に、内容理解ベースで検索・要約・解析を行う知の資産化ナレッジベースとなる。
具体的には、建設プロジェクト議事録などの非構造データ解析、技術的課題や判断ポイントの抽出などによって部門やプロジェクトをまたいだ情報活用を支援する。その効果として、過去プロジェクト情報の探索時間削減や技術判断経緯の整理・可視化、さらには施工・設計に関する検討材料の再利用やテーマ検討・技術検討の効率化などが実現できる。
今後は建設・研究現場向けの機能強化によって適用範囲を拡大する。
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