アンドパッドが実態調査

検討含め5割超がAIを活用 
目的は省人化・作業効率化が最多

 アンドパッドが建設業界の2000人を対象としたAI活用の実態調査で、普段の業務で34.8%がAIを活用し、検討も含めれば5割を超えることがわかった。同社は業務効率化だけでなく、品質・安全管理の面でも活用が求められていることも浮き彫りになったという。

 調査によると、普段の業務でのAI活用は「積極的に活用」「試験的活用」と回答した方が34.8%に達し、今後活用を検討しているとの回答が18.0%となり、合わせると5割を超えた。活用している人のうち、「毎日」「週に数回」利用しているケースが約64%に上るという。

 AI導入の目的は「省力化・作業効率化」が39.7%、「人手不足への対応」が33.8%となり業務効率化に向けた使い方が多く、次いで「品質の安定化・ミス削減」が30.3%、「技術・ノウハウの継承」が21.3%、「安全性の向上・リスク低減」が20.3となり、施工品質の観点も重視されていることが浮き彫りになった。

 AIを導入する際に重要視する要素は、「現場と事務の両方で使える汎用性」が27.9%と多く、次に「図面・画像・帳票など建設特有データへの対応力」が24.3%、「既存システムとの連携性」が19.4%と続く。また、「書類作成」というイメージのしやすいAI活用が36.8%と高く、「施工・安全管理」や「工程・進捗管理」も24%台となり、建設特有の領域での活用が進んでいる。積算や設計、原価管理の領域でも約2割となっており、現場からバックオフィスまで様々な領域でAI活用が始まっている。

 AI活用の効果を実感しているのは76.4%で、導入効果として「作業時間の削減」については66%、「ミス・手戻りの削減」が48.9%となっており、品質への貢献にも繋がっている。一方でAI活用の課題は「社内ルールの未整備」と「導入コスト」がともに20%を占めた。

 同社は、今後もAI活用が増加することが予想される中で「現場と事務の両方で使える汎用性」や「図面・画像・帳票など建設特有データへの対応力」など、建設業界特有の業務に活用できることが重要視されているとしている。

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