イクシスは、コンクリート打設時にバイブレータ締固め時間の定量化や可視化を実現する「AR締固め管理システム」の追加機能として、打設時にバイブレータが所定の深さまで挿入されたことを管理できるシステムを鹿島建設と共同開発した。バイブレータの挿入深さを加味して締固め時間を管理でき、より使い勝手を増した。

追加機能として開発したのは、コンクリート打設面との接触を検知するセンサとなり、これをバイブレータの所定の高さに固定することで、任意の指定された深さまでバイブレータが挿入されたことを検知できるようになった。
検知結果は、既存の「AR締固め管理システム」に取り込まれ、既存の機能やユーザ・インタフェースと統合されるようシステムに機能追加し、バイブレータの挿入深さを加味して締固め時間を管理できるように拡張した。

打込み高さ(深さ)のある部材の打設を行う場合には通常、複数層に分けて打ち重ねを行う。バイブレータの挿入深さや挿入時間が不十分だと、上層と下層が一体化せず、コールドジョイントとよばれる施工不良が発生する可能性がある。コンクリート標準示方書では、コンクリートの打ち重ねる際に上層と下層が一体となるよう、棒状バイブレータを下層のコンクリート中に10cm程度挿入することを標準と定めている。
特に検証では型枠の幅が30cmと狭く、コンクリートの打設面が作業員の足元から3m以上深い位置にあるため、バイブレータの挿入深さを作業員が目視で正確に把握することは困難だった。システムを実際の現場でコンクリート打設に試適用したところ、センサが正しく機能し、バイブレータが所定の深さまで挿入されていることをリアルタイムに確認できたという。
イクシスのプレスリリースはこちら
