竹中工務店が北大と共同研究

カメラ映像のAI処理で鳥類の自動モニタリング 
年内に鳥類60種、哺乳類15種類まで拡大

 竹中工務店は、北海道大学との共同研究で、AI・IoT技術を活用した生物自動モニタリングシステム「いきものアイ」を開発した。水盤とカメラを組み合わせて24時間365日自動で撮影した映像をAI画像処理し、鳥類の種を特定・記録する。人の目視による調査では捉えづらい季節変動を含めた通年データの蓄積を可能した。

 近年、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の普及で、企業の自然への依存・影響・リスクの情報開示が求められ、継続的な生物モニタリングが不可欠となっている。従来の専門家の目視による調査では、観測期間が年に数日程度に限定されることが多く、対象生物の出現タイミングと調査時期が必ずしも一致しない上、コストも高いという課題があり、継続的なデータ蓄積や、エビデンスの取得にでも制約がある。

 いきものアイは、観測対象の緑地に集まる鳥類を24時間365日自動で記録し、AI画像処理とIoT技術によって自動による高精度識別を実現する。観測記録は種ごとの生態と併せて表示され環境教育などとしても活用が可能だ。現在は42種類の鳥類の分類に対応しているが、2026年中に鳥類60種、哺乳類15種類にも拡大する。

 同社は、東京・有明の東京ビッグサイトで30日まで開催中の「グリーンインフラ産業展2026」で実機を展示している。

竹中工務店のプレスリリースはこちら

■環境関連おすすめ記事■

連載 BIMと省エネのあるべき姿(上)

三井不動産レジデンシャル 排出CO2約40%削減の建築モデル

記事トレンド把握のため、気軽に押して下さい

トップに戻る