西尾レントオールは、建設現場における合図者の意思をジェスチャーで瞬時に伝達できるAI姿勢検知システム「AI’s(アイズ)」のレンタルを開始した。こぶし建設(北海道岩見沢市)、ネクステラス(札幌市)と共同開発したもので、重機に取り付けたAIカメラが人物の検知だけでなく、「注意」や「警告」などを指示者のジェスチャーを判定し、モニター表示とブザー音でオペレーターに伝達する危険対策のツールになる。

建設現場で重機を動かす際は、合図者が配置され、周囲の危険をオペレーター(運転者)に知らせる。たくさんの合図が飛び交う現場では従来の手合図や声でのアナログジェスチャーは、死角も多く、騒音の大きい現場では伝達のタイムラグも生じてしまい、思わぬ事故を引き起こす原因になり兼ねない。
AI’sは、 重機に取り付けたAIカメラにより、重機後方約130度、8m範囲内に人が入ると自動検知し、重機のオペレーターはモニターで周辺の状況や作業者の人数を即座に把握できる。AIカメラが人物を検知するだけでなく、片手を挙げた場合は「注意」、両手を挙げた場合は「警告」というように指示者のジェスチャーを判定し、モニター表示とブザー音でオペレーターに伝達する。
AIカメラを搭載しているため、携帯タグが不要になり、現場で管理する機材を減らすことが可能になるだけでなく、「姿勢検知」により多数検知を大幅に削減することができ、警報が鳴り響くという状況がなく、現場環境にも捉われず「声」での合図も不要だ。

重機後方にAIカメラをマグネットで貼り付け、オペ室内にはAIエッジコンピュータ、モニターの計3点設置するだけでAI’sが使用可能になる手軽さも利点だ。2023年に技術情報提供システム(NETIS)に登録され、北海道では令和6年度北海道新技術・新製品開発賞のものづくり部門で奨励賞も受賞しているという。
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