福井コンピュータは、足場計画や山留計画などの機能を追加した最新版のBIM/CIMコミュニケーションシステム「TREND-CORE Ver.11」をリリースした。従来の2次元図面での足場や山留の施工計画では、高所や地下などの立体的な部分を表現できないため、作業内容の理解が難しく、現場の作業員への説明に時間がかかる上、現地で手戻りが発生するといった課題があった。そうした課題を3次元の活用によって解消し、施工計画業務を強力に支援する。

足場オプションでは、直感的な操作で入力・編集が可能となった。橋梁、トンネル、法面、護岸、ダム、擁壁、補修・補強などの工種でユーザーの施工計画業務を強力に支援する。2次元図面だけでは十分に表現できなかった高さなどの情報を3次元で可視化することで、電線などの周辺設備との干渉リスクや取り合いを具体的に検討することができる。作成した足場から工区・節・範囲などの様々な単位で数量を自動集計し、集計結果をExcel に出力することで、正確な積算・見積りが可能となり、誤発注を防止する。国内仮設メーカー10社の足場マスタをダウンロードして、簡単に正確な仮設モデルの作成も行えるという。

山留計画オプションでは、「掘削」「山留壁」「山留支保工」「構台」の入力が可能になり、2次元図面だけでは十分に伝えられない複雑な施工状況も、3次元モデル化することでスムーズな理解を促し、現場での手戻りを削減する。掘削ではコンクリート構造物を参照して自動掘削処理を行い、直感的な操作で床掘作成を実現し、掘削土量もリアルタイムに表示し、効率的に掘削形状を検討することができる。山留壁・支保工ではシートパイル、親杭横矢板、SMW、簡易山留のモデル作成に対応する。
また、山留オプションは足場計画オプションと同様に、土工事に使われる山留壁や山留支保工・構台部材及び土量の自動集計が可能になり、自動集計された数量はExcel に出力でき、積算・見積作成に2次利用できるという。
国土交通省のBIM/CIM原則適用が3年目に入り、対象工事件数は年々拡大している。2027年度からは3次元モデルの工事契約図書化を本格導入する方針で、同社は今後、設計段階から施工段階へ3次元モデルの流通が進み、活用ニーズが高まると予想している。
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